今週感じた男性のスーツの着こなしについて
皆さま、こんにちは。
株式会社STYLECの八木です。
今週は、仕事はじめということもあり、オフィス街を歩いていると、いつも以上にスーツ姿の男性を拝見しました。
知人男性も、いつも着ないスーツを着て肩が凝った、なんて話を笑いながらしておりました。
男性にとってのスーツは、良くも悪くも、ここぞの場面の戦闘着という捉えなんだろうなと改めて思った次第です。
さて、そんな風にいつも以上にスーツを着用している男性が多いと、やはり着こなしが上手な人とそうでない人の差は歴然。
特に、各地で開かれた新年賀詞交歓会はニュースなどでも拝見しましたが、そこでの各社の経営者のスーツ姿を拝見すると、その人のみならず、その企業の在り方までもがイメージされる印象でした。
ただ、さすがに有名な経営者の方の着こなしは、こちらも素晴らしいなと参考になるレベルの方もいらっしゃり、特にさりげない着こなしがお上手な方は、メディアを通してでもスーツの質の良さが伝わるものを選んでいる方が多く、細やかなこだわりを感じましたし、その人のお人柄も伝わってまいりました。
スーツの基本の着こなしとは
スーツ姿の好感度が高い方というのは、そもそも洗練されていて、基本はシンプルです。
新年もここぞとばかりにこだわったスーツに、シャツ、ネクタイを身に着けている方もお見受けしましたが、少し柄が多かったり、小さなこだわりの中に色や装飾が多くなり、くどくなっている印象の方もいらっしゃったのは事実です。
ビジネスシーンでは、服装のバランス感覚も、その人の印象を伝える要素です。
信頼や配慮を服装を通して相手から感じていただくためにも、おしゃれと同じで、おしゃれに張り切りすぎるのではなく、ときに引き算も大切であるということです。
そして、スーツにはそもそも西欧からの着こなしの流れがあるからこそ、正しいルールを理解し、着こなすことが大切です。
まずは、とにかく”サイズが合っている”こと。
スーツは肩で着るという言葉があるように、きちんと肩が自然にフィットしていて、ジャストサイズであることが大切です。
そして襟が身体に吸い付き、前身ごろや背中にしわなどがないかも確認する必要があります。
ただ、いつも男性のスーツ姿を拝見すると、とにかくサイズが合っていない方が多いです。特に年配の方で、体型の変化が起こると、それを隠すために、大きめのスーツを選ぶ傾向のある方が多いのですが、これでは逆効果なんです。
単に自分が着ていてラクではなく、相手から見てどう見えているかを今一度確認していただきたいものです。
ただ、実はこの点を変えるだけでも、サイズの合っていないスーツやジャケットを着ている方であれば、それだけで随分と印象が変わり、若々しさや格好良さ、端正な印象をを引き出すことが可能なんです。
また、もう一つ着目していただきたいポイントは、”色”です。
ビジネススーツの基本色が何か、ご存知でしょうか。
スーツの基本色は、ネイビー(紺)とチャコールグレー(濃いグレー)です。
というのも本来、ビジネスのスーツには黒色というのは適していません。
特に洋服の発祥のヨーロッパなどでは、基本的なビジネスシーンで黒を着る人はいません。
ですが、日本ではまだまだ黒いスーツを着用されている方も多く、特に就職活動の名残りからか、若い方でも黒いスーツを着ているかたをお見受けします。
是非、今後ますますグローバルになっていく日本において、日本のビジネスマンが信頼や信用を勝ち得るためにも、このスーツの基本色をしっかり抑え、コディネートを楽しんでいただきたいと思います。
これ以外にもポイントは多々あるのですが、まずは守破離の考え方のように、基本としっかりと実践していくことが大切ですね。
私は、国際イメージコンサルタントとして、男性をメインターゲットとして、活動しています。
今、女性活躍が叫ばれている中、私も女性の一人として、女性がどんな立場であったも、幸せを感じられるような活躍の場所が増えればなと願う一人であると同時に、長年ビジネスの場を支えてきた男性も、女性同様に、もっと社会で自信を持って輝くために、その活動を支えるサポートも必要であると感じています。
技術やスキル、仕事の能力など今まで培ってきたものにプラスして、少しのエッセンスをプラスすることで、男性がもっと輝き、周りから尊敬されて、社会の中で存在感を発揮できる、それを支える存在として今年も頑張ってまいります。